その1.弟に言われたショックな一言
■「少しはきちんとしたら?髪。なんか、ボサボサっていうか・・・」
30代に突入したあるお正月のこと。
久しぶりに帰省したわたしは、弟と一緒に買い出しに出かけました。
近況などを話しながらスーパーのエスカレーターを降りたとき、わたしの後ろに立っていた弟が「ねえちゃんさ、正月なんだから少しはきちんとしたら?髪。なんか、ボサボサっていうか・・・風呂は入ってるんだよね?」とボソッと言いました。
これでもちゃんとブローしてきたんですけどーーーー!!!しょうがないじゃん!髪質のせいでまとまらないんだもん。
そうなんです。髪のうねりや縮れに悩みはじめて、ヘアスタイルを選ぶとき、あまり選択肢がないのでいつも同じようなボブカットにしていたのでした。そして、肩につく長さまで伸びると収拾がつかないので、さっさと美容院に行ってパーマをかけていました。カラーリングも明るめで。
毎度おなじみの髪型です。

ボサボサっていうか・・・これはひどい
それでも、髪についてそれほど真剣に悩んだことはありませんでした。
でも、こころなしかボリュームが減ってきたような?下はバサバサで広がるのに頭頂部はペタンコで薄いような・・・?
しかも、風呂入った?とか聞かれちゃうってことは不潔っぽいってことー?!なにそれなにそれ!!!
と、その日はプンスカ怒ってました。
■加速してきた髪のうねり、縮れ、そしてまさかの薄毛?!おまけに白髪と円形ハゲまで!!
弟から髪質の劣化を指摘されたあと、三面鏡で自分の横顔と後ろをみてはっとしました。
たしかにボサボサだし、良く見ると後頭部に白髪が!
前のほうには白髪がないので、私って白髪にならないタイプなのよね~と思っていたら全然そんなことなかったです。
でも、自分にだけは見えてなくても、他人からは、横も後ろも丸見えなんですよね。後頭部って。
エスカレーターで真後ろに立たれたら、自分の後頭部は後ろのひとの目の前なのです。
そんなころに美容師さんから「ここ、円形脱毛症になってますね」と指摘されてもう踏んだり蹴ったりでした。

美容師さんに写メしてもらった円形脱毛症の部分。こういうことをきちんとおしえてくれる担当者で良かった!
でも、弟に言われたときにチェックしなかったら・・・
美容師さんが教えてくれなかったら・・・
きっと、気づかないまま過ごしていたことでしょう。
想像するだに恐ろしいです。
試行錯誤の日々
いままでより高いシャンプーリンスを使ってみたり、ヘアカラーをやめてヘナに変えてみたり、美容師さんに相談して高級なトリートメント効果のあるカラーリングと縮毛矯正をお願いしてみたり、いろいろと試しました。
サロンで仕上げてもらった直後は、確かにきれい。
ツヤツヤです。(ハゲもうまく隠れるように工夫してあります)

ヘアサロンに行った直後だけはツヤツヤサラサラなんだけど・・・
これ、当たり前ですが伸びて来たらまたもとにもどっちゃうんです。
しかも縮毛矯正のお高いコースでカラーも含めると2か月に一度2万円から3万円の美容院代。これはかなり痛い出費で、顔で笑って心で泣いて、って感じでした。
そして、だんだん髪の毛が減ってきたような気もしたので、30代のほとんどはシャンプージプシー、ヘアケア用品ジプシーしまくりました。
真っ先に、ヘナを試しました。
ヨーグルトと蜂蜜をまぜたヘナのパック。これは、ナチュラルでとても良さそうなのですが、ヘナでパックしてから数日間、あたまから畳みたいなにおいが・・・
うっすらと期待していたカラーリング効果もそれほどではなかったので挫折してしまいました。
その後、せっけんシャンプー、ノンシリコンシャンプー、アミノ酸シャンプー、馬油や椿油などを集中して使った時期があります。そんなころ、茶髪ブームが下火になって黒髪ブームがやってきました。

一見ツヤはあるけど毛先はバッサバサなのでした
カラスの濡れ羽色、というのは女性の黒髪の美しい様子をいうのだそうです。
が、当時の自分の黒髪は・・・
はっきり言って貞子のばさばさロングって感じでした。
それでも、ダメージを与えないで健康な髪をキープすることが美しい髪の必須条件だと思っていたので、カラーリングは控えめに。
のちにその思い込みはまったくの勘違いだったと気づくのですが・・・
その2.頭皮が臭い!なにをしたら治るの?!